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まぼろしのカクテルで酔う、宵の夜

夏の終わり…には、まだ少し遠い。
厳しい暑さが続く毎日ですが、みなさん夏バテなどされていませんか?

私はよく、「すごくお酒を飲みそうだよね」と言われます。
どうやら見た目が“酒豪っぽい”らしいのですが、実はまったくと言っていいほどお酒が飲めません。

それでも、父と行くラウンジやクラブ、スナック、友人たちと訪れる居酒屋や焼き鳥屋など、
「お酒の席」は昔から大好きで、よく出歩いていました。
そんな“誰かと一緒”の飲みの場ばかりだった私に、ある日突然、新しい世界の扉が開いたのです。

繁華街から少し外れた通り沿いに、そのお店はありました。
ガラス張りの外観に、控えめでシックなカウンター席だけのバー。
今思い返しても、なぜその夜ふらりと入店したのか、自分でもよくわからないんです(笑)。
でも、それが新しい世界の始まりでした。

お酒が飲めない私がまるで一人旅に出るような気分で、そのバーにちょこちょこ通うようになったのです。
そして私は「まぼろしのカクテルで酔う」そんな「宵の楽しみ方」を初めて体感したのです。

最初は恐る恐る、だったと思います(実はあまり覚えていませんが)。
「ソフトドリンクしか飲めないけど、入っても大丈夫だろうか」と不安を抱えながら、

思い切ってカウンターに座りました。するとバーテンダーは笑顔でこう言ってくれたんです。

「もちろん歓迎ですよ。飲めない人も夜を楽しめる場所でありたいですから」

その一言で、私の緊張はスっとほどけました。ほかにお客様がいなかったこともあり、辛口ジンジャーエールを飲みながらバーテンダーさんとの会話を楽しむことができました。

そこから始まったのは『飲めない私』と『作るバーテンダー』とのちょっとした遊びのようなやり取り。

「こんなカクテル飲んでみたいな」と私がリクエストすると、彼はそれをノンアルコールで再現してくれるんです。
「マティーニっぽいもの」とか「モヒート風」とか「ミリオンダラーってどんなの?」など、名前しか知らない私のざっくりした注文に丁寧に解説を交えながら、見た目も美しいソフトドリンクを作ってくれました。

もちろん、何が“正解”なのかは私にはわかりません。でも、どのドリンクもとにかく美味しくて楽しくて「次は何を頼もうかな」とカクテルの名前を検索するのがひとつの楽しみになっていました。


「大野さんのおかげで、ソフトドリンクのレパートリーがすごく増えましたよ。鍛えられましたね」
ある時、彼が言ってくれたその言葉がすごく嬉しかったです。

ちなみに
「今日のこのドリンクは僕のオリジナルです。名前は“○○トワイライト”。大野さんをイメージして作ってみましたよ」そう言って私の名前入りのライチベースの一杯を出された時には、思わず舞い上がって恋に落ちそうになりました(笑)。

お酒の味も、酔って心地よくなる感覚も、残念ながら私は知りません。
でも、あのキラキラしたグラスの中に詰まっているのは単なるドリンクじゃないんですよ。
夜の空気、ちょっと背伸びした自分、そして見知らぬ誰かと交わす会話
そんな“非日常”がそこには詰まっているんです。

一人でカウンターに座った時の少し緊張したドキドキ感やいつもと違う、落ち着いて少し大人びた自分になったような錯覚。酔っていないのになぜか心がふわりと浮かぶような感覚。今思うとそれが「心地よいほろ酔い気分」なのかもしれませんね。

もちろん、「本当に飲める人たち」がうらやましくなる瞬間もあります。
私もいつか、グラスを片手に「今日は飲んじゃおうかな」なんて言ってみたい(笑)。
それでも私は私のスタイルで、夜の街やお酒の席を楽しんでいます。

あの思い出のバーも遊びから生まれた沢山の「まぼろしのカクテル」も今はなくなってしまったけれど
またいつか、一人でカウンターに腰を下ろす日が来るかもしれません。
そのとき出会うバーテンダーは、私のちょっとわがままな一杯を笑いながら作ってくれるでしょうか?
それが、今の私の小さなお楽しみです。

今これを読んでくださってるあなたも、もしかしたら『まぼろしの1杯』を差し出す

忘れられない人になるかもしれないですね

今夜も、キャバクラ★ラウンジ★スナック★ガールズバー★コンカフェ等

様々なお店で頑張っている女の子達を応援しています!

2025年8月28日 大野

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